店長日記
プラピルーンとマリア
2012年10月17日
長い残暑から一時の穏やかな秋を経て、随分と涼しくなってきましたね。急な寒暖差のせいで鼻かぜをひいてしまった、京の舞姿 店長のリリーです。
さて、タイトルの見慣れぬ単語が何か、お判りになります?
実はこれらは、ちょうど発生中の台風21号および22号の名称なのです。
台風の名前というと、かつて西日本に大きな被害をもたらしたジェーン台風の様なアルファベット順に人名を付けたものが有名ですが、これらはアメリカ政府の関連機関により命名されるもの。それとは別に、フィリピンに本部のある“台風委員会(The Typhoon Committee)”が、北西太平洋や南シナ海で発生した台風に、それぞれ名前を付けています。
委員会に加盟している14ヶ国から提案された、全140の命名リストから順番に名付けられるのですが、今年の21号はプラピルーン(タイの雨の神)、そして22号はマリア(女性名)となりました。興味のある方は、気象庁のホームページに掲載の 台風名リスト をご覧になってみてください。
プラピルーンや同じくタイの雷神を意味するラマスーンの様に、いかにもな名称もありはするものの、何だコレ?という語感や意味のものが少なくなく、日本の天気予報ではこちらを無視して号数で呼ぶのが一般的なのは仕方ないなぁと、思わせられてしまいます。
なお、日本からの提案分は星座名を元にしたものに統一されていて、かなりバラバラな他国提案分よりもすっきりしてはいるものの、台風の名前がカンムリとかコップとかというのは違和感あるなぁ、やはり。