店長日記
イグノーベル賞
2012年10月10日
京の舞姿 店長のリリーです。
山中伸弥教授のノーベル医学生理学賞受賞が、大きな話題になっていますね。
引き続き発表される文学賞では、映画『赤いコーリャン』の原作者として知られる中国の莫言さんと村上春樹さんとの一騎打ちが予想されている様で、日本人のダブル受賞の期待が膨らみます。
#10月11日追記:文学賞は莫言さんが受賞されました。なお、この方の原作の映画化としては、『至福のとき』という作品も有名です。
ところで、イグノーベル賞(Ig Nobel Prize)をご存知でしょうか?
これは、高貴とか高尚といった意味合いの"nobel"という単語のスペルが、ノーベル賞の元々の由来の人名と同一なのに目をつけ、その否定形をあてはめた名称の、言わば裏ノーベル賞といった位置づけのもの。
実は、多くの日本人がこの賞にも輝いており、第二回の医学賞が資生堂の6人の研究者による“足の臭いの原因”の研究に贈られたのをかわきりに、カラオケやたまごっち、またバウリンガルの発明者、さらにドクター中松も受賞しています。
また、日本に関係した受賞としては、“ヒロシマ・ナガサキ50周年を記念して核実験を行った”として、当時のフランス大統領ジャック・シラクに平和賞が贈られるという、かなりキツイ皮肉を込めたものまでありました。
そして今年は、特定の人物のおしゃべりを強制的にやめさせる事が出来るという、スピーチジャマーなる装置を開発した日本の二人の研究者に音響学賞が贈られました。
以下に、過去の受賞一覧がまとめられています。思わず吹き出してしまう様なものも少なくないので、くれぐれもご注意くださいね。