肩あげ・身あげ加工とは?一般にお子様の着物については大きめに作られており、肩あげや身あげ(腰あげ)加工が必要となってきます。 これは、成長にあわせて買い直さなくても同じ着物を着続けられる為の工夫であると共に、健やかな成長を祈願する意味合いを込めた、子どもの着物の印とも言われています。 当店では、それぞれの加工の請負も承っております。
肩あげ加工
着物の左右の袖の間の横幅を、お子様の体格にあわせて詰める加工のことを、肩あげと言います。 加工前・後の写真にあります様に、肩幅にあたる部分の左右それぞれを、つまんで縫いあわせる事であわせます。 これは女の子の着物の加工例ですが、男の子の場合もやり方は同じです。
肩あげ加工をご注文される際には、着物の背の天から片方の袖口までの長さの採寸が必要となります。このサイズのことを裄丈と言います。 上の写真の様に、姿勢を正した上で手をまっすぐ45度に開いて立たせた状態のお子様の背後から、首の後ろのぐりぐりから手首のぐりぐりまでの長さを測り、その寸法をお知らせください。
身あげ(腰あげ)加工
着物の背の天から裾までの上下を、お子様の体格にあわせて詰める加工のことを、身あげ(腰あげ)と言います。 加工前・後の写真にあります様に、着物の胴部分(身頃)の上下の丁度真ん中あたりから下をつまみあげて縫いあわせる事であわせます。 これは男の子の着物の加工例ですが、女の子の場合もやり方は同じです。
なお、おはしょり(お端折り)と呼ばれる、胴部分の余った布地を腰紐の下に折り込んであわせる着付けをされる場合には、身あげ加工は不要となります。
身あげ加工のご注文には、着物の背の天から足首にあたる部分までの上下の長さの採寸が必要となります。このサイズのことを着丈と言います。 姿勢を正し立たせた状態のお子様の背後から、首の後ろのぐりぐりから足首のぐりぐりまでの長さを測り、その寸法をお知らせください。
なお、袴をご着用の方は約10cm短く仕上げますので、その由もあわせてお知らせ願います。
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