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ホーム店長日記2012年10月
2012年10月
店長日記:7
2012年10月26日

京の舞姿 店長のリリーです。
うっとおしい秋雨も過ぎて、気持ちのいいお天気が続いていますね。
この時期は、年に何度か訪れる虫干しのチャンス。
詳細については

“ 虫干しの勧め ”

と題してまとめておりますので、是非ご一読ください。

ところで、“曝書”ってご存知ですか?
これは、歳時記にも晩夏の季語として掲載されている言葉で、着物の虫干しと同様に、本や巻物・掛け軸などの紙製の大切な書類を虫や湿気などから守る為に、天日にさらす年中行事を指します。 空調などの技術の進歩により、現在の図書館などではほとんど行われていないものの、今では、定期的に行われる蔵書の確認・整理作業の事を、曝書と呼んでいるのだとか。

そう、虫干しとは湿度の高い気候に土地柄ゆえの、古来からの生活の知恵なのです。

2012年10月22日

京の舞姿 店長のリリーです。
みなさん、秋の七草ってご存知ですか?
『芹、なづな、御行、はくべら、仏座、すずな、すずしろ、これぞ七種』と詠まれる、毎年1月7日の七草粥でもお馴染みの春の七草とは別の、この季節に咲く代表的な7種の花の総称なのです。

 

Patrinia scabiosifolia - 01Patrinia scabiosifolia - 01 / Kabacchi

オミナエシ

Silver Grass / 薄(すすき)Silver Grass / 薄(すすき) / TANAKA Juuyoh (田中十洋)

ススキ

Balloon flowerBalloon flower / yamada*

キキョウ

dianthusdianthus / miheco

ナデシコ

Joe-Pye WeedJoe-Pye Weed / dok1

フジバカマ

葛の花 #kudzu #flower #1000flowers葛の花 #kudzu #flower #1000flowers / norio_nomura

クズ

Japanese clover / Lespedeza / 萩(ハギ)Japanese clover / Lespedeza / 萩(ハギ) / TANAKA Juuyoh (田中十洋)

ハギ

春の七草との大きな違いは、これらを食べたりするわけではなく、野山を散策する際に愛でては歌に詠んだりと、あくまでも鑑賞するものという位置づけである辺り。根から取れる葛粉を食用にするクズという例外があるとしても、あまり食欲をそそられるものではありませんよね。

やはり、花より団子がお似合いなのを、あらためて確認させられてしまったリリーでした。

2012年10月17日

長い残暑から一時の穏やかな秋を経て、随分と涼しくなってきましたね。急な寒暖差のせいで鼻かぜをひいてしまった、京の舞姿 店長のリリーです。

さて、タイトルの見慣れぬ単語が何か、お判りになります?
実はこれらは、ちょうど発生中の台風21号および22号の名称なのです。

台風の名前というと、かつて西日本に大きな被害をもたらしたジェーン台風の様なアルファベット順に人名を付けたものが有名ですが、これらはアメリカ政府の関連機関により命名されるもの。それとは別に、フィリピンに本部のある“台風委員会(The Typhoon Committee)”が、北西太平洋や南シナ海で発生した台風に、それぞれ名前を付けています。

委員会に加盟している14ヶ国から提案された、全140の命名リストから順番に名付けられるのですが、今年の21号はプラピルーン(タイの雨の神)、そして22号はマリア(女性名)となりました。興味のある方は、気象庁のホームページに掲載の 台風名リスト をご覧になってみてください。

プラピルーンや同じくタイの雷神を意味するラマスーンの様に、いかにもな名称もありはするものの、何だコレ?という語感や意味のものが少なくなく、日本の天気予報ではこちらを無視して号数で呼ぶのが一般的なのは仕方ないなぁと、思わせられてしまいます。

なお、日本からの提案分は星座名を元にしたものに統一されていて、かなりバラバラな他国提案分よりもすっきりしてはいるものの、台風の名前がカンムリとかコップとかというのは違和感あるなぁ、やはり。

2012年10月15日

京の舞姿 店長のリリーです。
昨夜というか早朝にふと目が覚め、寝床でスマホをいじっていたところ、偶然に歴史的な瞬間の生中継をを目にすることが出来ました。

何かというと、上空3万5千メートル以上からの、生身でのスカイダイビング。 まずは、挑戦者のフェリックス・バウムガートナーさんのガッツポーズの写真などと共にオフィシャルサイトに掲載されている、90秒にまとめたハイライト映像をご覧になってみてください。

リリーが観始めたのは、カプセルのドアが丁度開き始めたあたりから。高所恐怖症の気が無くてもゾクっとさせられる、遥かかなたの地表へのダイブにはじまり、くるくる回転しながらの音速突破のドキドキ感、そして長い長い落下の後にようやくパラシュートが開き、無事着地に成功するまでの様子のリアルタイムでの追体験に興奮して、朝まで寝られなくなってしまったという次第。

そういえば、二年前に はやぶさ が帰還した際にも、同じく偶然ネット中継でその瞬間を観たことが思い出されるなぁ。お祝いに、このチャレンジのスポンサーであるレッドブルで乾杯したいのは山々なれど、あの手の栄養ドリンクはちょっと苦手なリリーでした。

2012年10月10日

京の舞姿 店長のリリーです。
山中伸弥教授のノーベル医学生理学賞受賞が、大きな話題になっていますね。

引き続き発表される文学賞では、映画『赤いコーリャン』の原作者として知られる中国の莫言さんと村上春樹さんとの一騎打ちが予想されている様で、日本人のダブル受賞の期待が膨らみます。

#10月11日追記:文学賞は莫言さんが受賞されました。なお、この方の原作の映画化としては、『至福のとき』という作品も有名です。

ところで、イグノーベル賞(Ig Nobel Prize)をご存知でしょうか?
これは、高貴とか高尚といった意味合いの"nobel"という単語のスペルが、ノーベル賞の元々の由来の人名と同一なのに目をつけ、その否定形をあてはめた名称の、言わば裏ノーベル賞といった位置づけのもの。

実は、多くの日本人がこの賞にも輝いており、第二回の医学賞が資生堂の6人の研究者による“足の臭いの原因”の研究に贈られたのをかわきりに、カラオケやたまごっち、またバウリンガルの発明者、さらにドクター中松も受賞しています。
また、日本に関係した受賞としては、“ヒロシマ・ナガサキ50周年を記念して核実験を行った”として、当時のフランス大統領ジャック・シラクに平和賞が贈られるという、かなりキツイ皮肉を込めたものまでありました。

そして今年は、特定の人物のおしゃべりを強制的にやめさせる事が出来るという、スピーチジャマーなる装置を開発した日本の二人の研究者に音響学賞が贈られました。

以下に、過去の受賞一覧がまとめられています。思わず吹き出してしまう様なものも少なくないので、くれぐれもご注意くださいね。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%82%B0%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%99%E3%83%AB%E8%B3%9E%E5%8F%97%E8%B3%9E%E8%80%85%E3%81%AE%E4%B8%80%E8%A6%A7

2012年10月01日

京の舞姿店長のリリーです。
とうとう今年も、残すところ三ヶ月になってしまいました!

さて、10月というと衣替えや運動会などが思い浮かびますが、あまり知られていなかったり、最近になって始まった行事などをご紹介しましょう。

まず、ピンクリボン月間。これは、乳がんの正しい知識を啓蒙し、その予防・検査や患者の方々へのケアなどの浸透を呼びかけようという運動。
1日の夜にはスカイツリーや東京タワー・レインボーブリッジ、さらに通天閣や明石海峡大橋など、各地の名所がピンク色にライトアップされます。
さらに、平日にはなかなか病院に行けない女性の為に、21日の日曜に全国300ヶ所以上の医療施設にて乳がん検診を受けることが出来るのだとか。これは、見逃せません。
http://jms-pinkribbon.com/index.html

次に、9月下旬から今月の第一日曜まで、ドイツへミュンヘンにて開催されるるオクトーバーフェスト(通称:ビール祭り)。日本でも毎年春先から全国津々浦々を巡回しており、5日からはお台場にてアンコール開催されるそうです。
http://www.oktober-fest.jp/2012odaiba_returns/

最後に、31日のハロウィン。元々ケルト人の魔よけの儀式であったものが、仮装し町を練り歩いた子どもたちが、その道中でもらったお菓子でパーティを開くといった風に、時を経ることにより変化したものと言われています。
こちらは、国内でもかなり定着してきましたね。

そんなこんなで盛り沢山の10月、仕事に遊びに精一杯がんばりましょう!